ペットとして飼われているクジャクを眺めるのが楽しみになった仕事帰り

住んでいる場所が程よく田舎で、メイン通りから一歩奥に入ると長閑な住宅街と大きな畑や田んぼが広がっています。夜は外灯が少なくて歩くのが怖い道も多いのですが、のんびりお散歩するのにはちょうどいい自然豊かな風景が楽しめるところです。

引っ越してきてから驚いたのは、都会に住んでいた時にはまず遭遇することがなかった動物がそこかしこにいるところでした。

ですから、畑の中にクジャクを発見した時にはかなり驚いたものです。

 

私の中にあった固定観念として、クジャクは動物園にいるものと思い込んでいたこともあって、野生なのかはたまた飼われているのか、立派な羽を広げて優雅に歩いている姿を見かけた時にはただただあっけに取られました。あまりにも驚いて、帰宅してから家族にも伝えたのですが信じてもらえず、ネタにしても面白くないと馬鹿にされたほどです。

私自身信じられなかったくらいですが、気になって仕方がなかったので、仕事帰りにあえてそのクジャクと遭遇した田舎道を通ることが習慣になりました。

また出会ったのはそれから4日後です。

 

今度はその畑の持ち主であろう老人となにやら散歩をしている様子で、どうやらペットとして飼われているものであることが知れました。この時点でクジャクをペットにできることを知らなかったので、家に帰ってネットで調べてさらに驚愕したものです。

それからというもの、時には畑の持ち主のご自宅にあるゲージの中にいるクジャクを見かけたり、ご飯中のクジャクを眺めたり、時には2、3mという至近距離で遭遇して思わずスマホを取り出しベストショットを撮ることができたりと、つかず離れずクジャクの様子をチェックするのが楽しみになりました。近くで見た際によくよく確認してみると、鋭い蹴爪はちゃんとカバーがされていて、ご近所に住んでいる子ども達にもなるべく近づかないように声をかけている様子も見られ、安全に大切に飼われていたようです。

あれから数年、しばらくクジャクを見かけることがなくなってしまったなと心配していたところ、よく歩いている私のことを飼い主のかたも認識していたのでしょう。声をかけてくださり、クジャクは25年生きて天寿を全うしたということを教えてもらいました。畑の中で非常に目立っていたあの派手な身体をもう見かけることがないのだと思うと、少し寂しいです。